パソコンで自社サイトのページ編集画面を開き、見出しの並びを目で追いながら考えている企業のWEB担当者

見出しタグ(h1〜h3)の使い方|読みやすさとSEOを整える基本

「見出しって、文字を大きくしたいときに使うものだと思ってた……」 ページを作るとき、なんとなく目立たせたい行を大きい見出しにして、そろえたい行は小さい見出しにして——気づけば大きさの好みで選んでいた、という覚えはありませんか。間違っている気はしないけれど、正解もよくわからないまま、そのままにしている。そんな状態、ありますよね。

大丈夫です。見出しタグ(h1〜h3)は、「大きさ」ではなく「話の順番」で選ぶ、とわかるだけで、ぐっと迷わなくなります。難しい知識は必要ありません。今日は、見出しの正しい組み立て方を、自社のページと照らし合わせながら一緒に見ていきましょう。

結論:見出しは文字の大きさではなく「内容の親子関係」で選ぶ。h1はそのページの主題を1つだけ、h2は大きな区切り、h3はh2の中の小分け——という順番で入れ子にする。
目で見て「本の目次のように筋が通っているか」を確かめれば、読み手にもGoogleにも、そのページの構造が正しく伝わります。

何が起きているのか

見出しタグは、そのページの「目次の骨組み」をあらわす部品です。h1が本のタイトル、h2が章、h3が節——というように、内容の大きさ(親子関係)を示すためのものです。文字を大きく見せるための飾りではありません。

ここが「見た目の大きさ」で選ばれていると、たとえば章より先に節が来てしまったり、ページの中にタイトル(h1)がいくつもあったりして、骨組みの筋が通らなくなります。人が読むぶんには何となく読めても、ページの構造を読み取るGoogleにとっては「どこが主題で、何が何の下にあるのか」がわかりにくくなってしまうんです。

逆に、見出しが順番どおりに入れ子になっていると、読む人は流し読みでも話の地図が頭に入りますし、検索エンジンにも「このページは何について、どういう順で書かれているか」が正しく伝わります。読みやすさとSEOが、同じ1つの整え方で両立する——これが見出しのいいところです。

なお、見た目の大きさや色を変えたいだけなら、それはCSS(デザインの設定)の役割です。「大きく見せたいからh2にする」のではなく、「内容の区切りだからh2にする。大きさはデザインで調整する」と分けて考えると、迷いがなくなります。

具体例

h1・h2・h3が目次のように入れ子になっている構造を示した概念図
h1は主題を1つ、その下にh2の区切り、さらにその下にh3の小分け。段差で親子を表す

よくあるつまずきと、その直し方を並べてみます。自社のページと照らし合わせながら読んでみてください。

→ 直し方:h1は「そのページの主題」なので、1ページに1つを基本に。多くのWordPressテーマでは、記事タイトルが自動でh1になります。本文の中で大きな見出しを付けたいときは、h1ではなくh2から始めましょう。

→ 直し方:見出しはh2→h3→h4と順番に使う。h2の中の小分けはh3、その中はh4。段飛ばしをやめるだけで、骨組みの筋が通ります。

→ 直し方:見出しは「その先のまとまりの見出し(ラベル)」です。強調したいだけの文章は、見出しではなく太字で。見出しの下には、必ずそれに続く本文が来る形にします。

→ 直し方:見出しだけ拾い読みしても内容がわかる言葉にする。検索されたい言葉があるなら、詰め込むのではなく自然に含める程度で十分です。

補足:見出しをどこで設定するかは、使っているツールで変わります。WordPressの編集画面(ブロックエディター)なら、段落ブロックを「見出し」に変えて、H2・H3などのレベルを選べます。ページを作る画面に「見出し」や「Heading」というボタンがあれば、そこで段階を選ぶ形です。どれがh1にあたるかわからないときは、記事タイトルが自動でh1になっていることが多いので、本文はh2から、と覚えておくと迷いません。自分のサイトでどう設定されているか不安なら、制作会社に「本文の見出しはどのレベルから使えばいいですか」と聞いてみて大丈夫です。

あなたへの影響

明日やること

  1. 自社の主要ページを1つ開き、見出しだけを上から拾い読みしてみる(それだけで話の筋が通っているか確認)。
  2. h1が1つだけになっているか、本文がh2から始まっているかを見る。複数のh1や段飛ばしがあれば、1か所だけ直してみる。
  3. 「はじめに」「その2」のような中身のわからない見出しを1つ、内容が伝わる言葉に書き換えてみる。

まずは1ページ、1か所からで十分です。全ページを一度に直そうとしなくて大丈夫です。

チェックリスト

6項目ありますが、最初から全部やる必要はありません。着手するときの最低ラインは、次の2つだけで大丈夫です。

この2つがそろっていれば、骨組みとしては十分に機能します。残りは慣れてきてから、できる範囲で確認していけば大丈夫です。

明るいオフィスで整った資料を眺め、すっきりと前を向いて穏やかにほほえんでいる企業のWEB担当者

見出しは、一度に全ページを完璧に組み直そうとすると、それだけで気が重くなります。でも、今日1ページの骨組みを「大きさではなく順番」で整えられたなら、それはもう、読み手にもGoogleにも伝わりやすいページへの確かな一歩です。

慣れてきたら、新しいページを公開するたびに「見出しの筋は通っているかな」と目次を拾い読みする習慣に育てていきましょう。あわせてtitleとmeta descriptionの書き方や、公開前の確認をまとめた自社サイトの更新を公開前に確認するチェックリストも、運用の助けになるはずです。「うちのこのページの見出し、これでいい?」と迷ったら、お問い合わせからいつでも声をかけてくださいね。

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