
検索キーワードの探し方|無料でできる調べ方の手順
「記事やページを作りたいけれど、そもそもどんな言葉で検索されているのか分からない」 自社について書きたいことはあるのに、いざ書こうとすると「この言い方で合ってるのかな」「誰も検索していなかったら書き損では」と手が止まってしまう——そんな夜、ありますよね。
大丈夫です。キーワードの探し方は、高価なツールを買わなくても、無料の道具だけで十分に始められます。特別なセンスもいりません。今日は、検索する人の言葉を見つける手順を、実際に手を動かせる順番で一緒に整理していきましょう。
結論:まず「お客さんが使いそうな言葉」を思いつくまま書き出し、検索窓のサジェスト(入力候補)とSearch Consoleの検索クエリの2つで裏を取る。この2つは無料で、しかも「実際に検索されている言葉」が見えます。
大事なのは、思いついた言葉を自分の中だけで完結させず、「本当にその言葉で探されているか」を確かめること。それだけで、書くべきテーマがぐっと絞れます。
何が起きているのか
キーワード探しでつまずく一番の理由は、「自社が使いたい言葉」と「お客さんが検索する言葉」がずれていることです。
社内では当たり前に使っている専門用語や商品名も、まだ会社を知らない人は入力しません。たとえば自社が「業務効率化システム」と呼んでいるものを、探している人は「勤怠 管理 楽にしたい」といった、もっと素朴な言葉で検索していることがあります。
ここで「自分の感覚だけで言葉を決める」と、せっかく書いた記事が誰にも探されない、ということが起こります。逆に、実際に検索されている言葉を先に知っておけば、書く前に「これは読まれる」という手応えを持てる。だからキーワード探しは、記事を書く作業そのものより前に置きたい一手なんです。
そしてうれしいことに、この「実際に検索されている言葉」を知るための道具は、無料で手に入ります。高機能な有料ツールもありますが、まずは無料の範囲で十分に始められます。
具体例

無料でできる調べ方を、順番に見ていきます。自分のサイトのテーマに置き換えながら読んでみてください。
- ① まず、思いつく言葉を書き出す
お客さんが困っているとき、どんな言葉で検索するかを想像して、メモに10個ほど書き出します。商品名だけでなく、「◯◯ 方法」「◯◯ 費用」「◯◯ 比較」のような、悩みの言葉も混ぜるのがコツです。
- ② 検索窓のサジェスト(入力候補)を見る
Googleの検索窓に、書き出した言葉を入れてみます。すると、その下に続きの候補がずらっと出ます。これは「実際によく検索されている組み合わせ」なので、宝の山です。候補の中に、自分では思いつかなかった言い回しがあれば、それもメモに追加します。
- ③ 検索結果の下の「関連する検索キーワード」も見る
検索結果ページの一番下に、関連キーワードがまとまって表示されます。ここも、検索する人の言葉のヒントになります。
- ④ すでにサイトがあるなら、Search Consoleで「実績」を見る
Google Search Console(グーグル・サーチコンソール=自社サイトが検索でどう見られているかを無料で確認できるGoogleの公式ツール)の「検索結果」レポートを開くと、自社サイトが実際にどんな言葉で表示・クリックされているかが分かります。「表示はされているのにクリックが少ない言葉」は、記事を足したり見出しを整えたりする価値がある、有力な候補です。
補足:有料のキーワードツールもありますが、最初から契約する必要はありません。まずは上の①〜④だけでも、書くテーマは十分に見つかります。Search Consoleを使うには、サイトの登録(所有権の確認)が必要です。まだ登録していなければ、制作会社に「Search Consoleに登録されていますか」と聞いてみると早いことが多いです。ここは「わかる人に任せる」でも大丈夫な部分です。
あなたへの影響
- 書く前に「検索されている言葉」を確かめるので、読まれない記事を書いてしまう空振りが減る。
- お客さんの言葉が見えると、記事のタイトルや見出しに何を入れればいいかが自然と決まる。
- サジェストやSearch Consoleを見る習慣がつくと、次のネタも「探された言葉」から途切れずに出てくるようになる。
明日やること
- お客さんが検索しそうな言葉を、思いつくまま10個メモに書き出す。
- そのうち2〜3個をGoogleの検索窓に入れて、サジェストと関連キーワードをメモに追加する。
- Search Consoleが使えるなら、「検索結果」レポートを開いて、表示回数の多い言葉を上から5つ眺めてみる。
まずはここまでで十分です。集めた言葉から1つ選んで記事にするのは、また明日で大丈夫です。
チェックリスト
5項目ありますが、最初から全部やる必要はありません。着手するときの最低ラインは、次の1つだけで大丈夫です。
- 【まずここだけ】 書きたいテーマの言葉を検索窓に入れて、サジェスト(入力候補)を眺めてみたか
これができていれば、「自分の感覚だけで決める」状態からは抜け出せています。残りは慣れてきてから、できる範囲で確認していけば十分です。
- お客さんの「悩みの言葉」(◯◯ 方法・費用・比較 など)も書き出しているか
- 検索結果の下にある「関連する検索キーワード」も見たか
- Search Consoleで、自社が実際に表示されている言葉を確認したか(未登録なら、まず登録の相談から。ここは制作会社に任せてもOK)
- 集めた言葉を、後で見返せるようにメモや表に残しているか

キーワード探しは、完璧な正解を一発で当てる作業ではありません。思いつく言葉を書き出して、無料の道具で確かめて、少しずつ精度を上げていく——それで十分です。今日、検索窓に一つ言葉を入れて候補を眺められたなら、それはもう「読まれる記事」への確かな一歩です。
集めた言葉を記事に落とすときは、titleとmeta descriptionの書き方が役に立ちます。実際にどの言葉で見られているかを確かめるなら、Search Consoleで検索流入を確認する基本もあわせてどうぞ。「うちの場合、どの言葉から手をつければ?」と迷ったら、お問い合わせからいつでも声をかけてくださいね。