自社サイトのリンクをクリックしたらエラーページが表示され、原因を確かめようとパソコンの画面を見ている企業のWEB担当者

サイトのリンク切れ・404を見つけて直す定期点検の手順

「お客様からの問い合わせで、サイトのリンクを押したらエラーが出たと言われて……」 そんな連絡を受けて、ヒヤッとした経験はありませんか。あわてて自分でクリックしてみると、たしかに見覚えのない「ページが見つかりません」の画面。どこを直せばいいのか、ほかにも切れているリンクがあるんじゃないか——一人で更新を続けていると、こういう不安はふと押し寄せてきますよね。

でも、リンク切れや404は、あなたの不注意で起きたわけではありません。ページを引っ越したり、古いお知らせを消したり、外部のサイトが先に閉じたり——更新を続けていれば、自然に出てくるものなんです。大事なのは、出ないようにすることより、定期的に見つけて直す流れを持っておくこと。今日は、その点検のしかたを、専門ツールがなくてもできる形で一緒に整理します。

結論:リンク切れ・404は、①見つける(チェックツール/Search Consoleで洗い出す)→ ②直す(リンク先を修正するか、転送=リダイレクトを設定する)→ ③再発を防ぐ(消す・移すときの手順を決める)、の3ステップで対応します。
全部を一度にやらなくて大丈夫。まずは「①月に一度、無料のチェックツールで自社サイトをスキャンする」だけでも、見えない切れリンクをぐっと減らせます。

そもそも「リンク切れ」「404」とは何か

言葉の整理から、肩の力を抜いて始めましょう。

リンク切れとは、リンクをクリックしても、そのリンク先のページが存在せず、たどり着けない状態のことです。このときブラウザに表示されるのが「404(よんまるよん)」というエラー。「404 Not Found」とも書かれ、「指定されたページが見つかりません」という意味のサインです。

404が出るのは、たとえばこんなときです。

どれも、悪意でも怠慢でもなく、運用を続けていれば誰にでも起きることばかりです。とくに外部リンクは、相手の都合で切れるので、こちらに落ち度はありません。「切らさないようにする」より「見つけたら直す」と考えるほうが、ずっと気持ちが楽になります。

なぜ放っておくと困るのか(でも、慌てなくて大丈夫)

リンク切れがあると、見に来た人が「読みたいページにたどり着けない」状態になります。問い合わせ前のお客様だったり、資料を探している取引先だったりすると、そこで離れてしまうのは少しもったいないですよね。

検索の面でも、リンク切れが多いと、検索エンジンがサイト内を回りきれず、ページの情報を拾いにくくなることがあります。ただ、これは「数本あるとすぐ順位が落ちる」というような話ではありません。気づいたときに直していけば十分で、ゼロでなければいけないものでもないのです。

だからこそ、必要なのは「常に完璧」ではなく「定期的に見て、見つけたら直す」リズムです。月に一度でも点検する習慣があれば、それだけで大きな取りこぼしは防げます。不安を抱え続けるより、点検日を決めてしまうほうが、心は軽くなります。

手順を小さく分ける

リンク切れ対応を「見つける→直す→防ぐ」の3ステップで上から順に進める流れの図
リンク切れは「見つける → 直す → 防ぐ」の順に。月1回の点検で十分回せます

一度に全部を覚えようとせず、次の順番で進めます。最初の点検だけ少し時間がかかっても、2回目からは流れで動けるようになります。

  1. 見つける(洗い出す):まず、自社サイトに切れたリンクがないかを調べます。手で全ページをクリックして回るのは大変なので、無料のリンクチェックツールを使うのが現実的です。サイトのトップページのURLを入れると、サイト内を自動でたどって、切れているリンク(404になるもの)を一覧で教えてくれるサービスがあります。あわせて、後で触れるGoogle Search Consoleの「ページ」レポートでも、Googleが見つけた「見つかりませんでした(404)」のURLを確認できます。
  2. 直す(修正する):見つかった切れリンクは、「どう直すか」を2つに分けて考えます。(a) リンクの貼り間違いなら、正しいURLに貼り直すだけ。(b) ページ自体を削除・移動したなら、リンク元を新しいURLに直すか、古いURLにアクセスが来たら新しいページへ自動で送る「リダイレクト(転送)」を設定します。外部リンクが切れていた場合は、リンクを外すか、別の有効な参照先に差し替えます。
  3. 防ぐ(再発を減らす):これからページを消す・URLを変えるときの手順を、自分用に決めておきます。「消す前に、そのページへのリンクが他にないか探す」「URLを変えたら、古いURLからリダイレクトを設定する」——この2つを習慣にするだけで、新しい切れリンクはぐっと減ります。

まずは「1. 月に一度、無料ツールで自社サイトをスキャンする」を点検日として決められれば、それで十分です。3つ全部を今日仕組み化しなくて大丈夫。1回ずつ回していけば、自然と身につきます。

補足:リダイレクト(転送)は、古いURLに来た人を自動で新しいURLへ送る仕組みです。ページを引っ越したときは「301(恒久的な転送)」を使うのが基本です。WordPressなら専用のプラグインで設定できることが多く、サーバーによっては設定ファイル(.htaccessなど)で行う場合もあります。設定方法はお使いの環境で変わるので、最新の公式情報や制作会社の案内で確認すると安心です。

具体例:見つかった404を「どう直すか」の判断

「切れリンクが見つかったけど、どう直せばいいの?」は、最初に迷うところです。原因のタイプ別に対応を表にまとめました。当てはまるものを上から見ていけば、迷わず判断できます。

切れていた原因やることひとこと
リンクのURLを打ち間違えた正しいURLに貼り直すいちばん多い。直せばすぐ解決
ページを削除した(もう不要)リンク元のリンクを外す/別ページへ貼り替える残ったリンクを探して直す
ページのURLを変えた(内容は残る)古いURL→新しいURLへリダイレクト設定外部からのリンクも救える
外部サイトのページが消えたリンクを外す/別の有効な参照先に差し替え相手都合なので気に病まなくてよい
一時的なサーバーの不調時間をおいて再確認し、続くなら制作会社へ相談404と別物のことも。慌てない

ポイントは、「内容が残っているか、もう無いか」で対応が分かれることです。内容が別のURLに残っているならリダイレクトで救い、もう無いならリンクを外すか別ページへ案内する。この判断軸さえ持っておけば、件数が多くても一つずつさばけます。

たとえば「古いキャンペーンページを消したら、トップとお知らせ一覧からのリンクが404になっていた」とき。キャンペーンはもう終わっているので、リンク元の2か所のリンクを外すだけで解決します。一方、「会社案内のURLを整理した」なら、古いURLから新しいURLへリダイレクトしておけば、外部に貼られた古いリンクから来た人も迷子になりません。

Search Consoleで「Googleが見つけた404」を確認する

すでにGoogle Search Consoleを導入しているなら、ツールを別途使わなくても、切れリンクの手がかりが得られます。Search Consoleは、自社サイトが検索でどう扱われているかを無料で確認できるGoogleの公式ツールです。

確認の入り口は、左メニューの「ページ」(インデックス作成のレポート)です。ここに、Googleがサイトを巡回したときに「見つかりませんでした(404)」となったURLが集計されることがあります。表示されたURLを見れば、「どのページが404になっているか」が分かるので、上の表の判断に沿って直していけます。

ただし、注意点が一つ。ここに出る404の中には、もともと消す予定だった不要ページや、外部から間違って貼られただけのURLも混じります。すべてをゼロにする必要はありません。「自社の大事なページが404になっていないか」を優先して見れば十分です。Search Consoleの画面や項目名は更新されることがあるので、迷ったらSearch Consoleで検索流入を確認する基本もあわせて確認してみてください。

あなたへの影響

明日やること

  1. 無料のリンクチェックツールに自社サイトのトップURLを入れて、1回スキャンしてみる(切れリンクの一覧を眺めるだけでOK)。
  2. Search Consoleを使っているなら、「ページ」レポートで「見つかりませんでした(404)」の有無を見てみる。
  3. 見つかった切れリンクのうち、自社の大事なページに関わるものを1件だけ、上の表に沿って直してみる。

一度に全部を直そうとしなくて大丈夫です。今日は1件直して流れをつかめれば、もう「見つけて直す」運用に乗れています。点検日をカレンダーに入れておくと、次からは自動的に回り始めます。

チェックリスト

リンク切れの点検と修正を終えて、整ったサイトを前に落ち着いた表情で前を向いている企業のWEB担当者

リンク切れの点検は、一度で完璧に終わらせる仕事ではありません。 これまで気づけなかったリンク切れがあったとしても、それは更新を続けてきた証であって、あなたの落ち度ではありません。今日「ツールで一度スキャンして、1件直す」を試せれば、それで十分です。点検日を決めて、見つけたら直す——そのリズムができている時点で、あなたのサイトは見に来た人にやさしくなっています。

リンク切れの点検は、更新を公開する前のひと確認とセットにすると、もっと取りこぼしが減ります。あわせて読みたい自社サイトの更新・公開前チェックリストや、404の手がかりを見るSearch Consoleで検索流入を確認する基本、表示の変化を数字で追うGA4で最初に見る4つの画面も、日々の運用の助けになるはずです。「うちのサイトの場合はどう直せば?」と迷ったら、お問い合わせからいつでも声をかけてくださいね。

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